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第22話
論旨をうまく伝えよう!(Part 3)
3)いちばんいいたいことは短いセンテンスで!
特に強調したいこと、相手に必ず記憶してもらいたいことは、
短いセンテンスで率直に表現したほうが伝わりやすいものです。
「●●は□□である」といった具合に、
主語と述語だけでセンテンスは十分成り立ちます。
回りくどい説明は避けて、
いちばんいいたい事柄を端的に書き表わすことが大切です。
4)修飾しすぎないでスッキリと表現する
修飾の多い文章は、一見表現が豊かな印象を受けますが、
「修飾されてしかるべき内容」がともなっていないと、
なんとなく中身が薄く感じられます。
主張したいこと、伝えたいことを読者に強く印象づけようとして、
いろいろな修飾語を駆使して文章を飾り立てると、
かえって逆効果になることがあるのです。
修飾という「文章技巧」が目立ちすぎると、
本当に伝えたい論旨の印象が薄くなってしまいます。
あくまでも論旨が文章の「主役」であり、
修飾語は、主役を引き立てる「名脇役」になってもらいましょう。
5)箇条書きをうまく取り入れる
論文やレポートなど、何かを解説する文章の場合、
箇条書きをうまく織りまぜれば、
読者に要点を印象づけることができます。
箇条書きを使うことによって「視覚的な変化」が生まれ、
その瞬間、読者の注意力が喚起されるのです。
ワープロ(パソコン)で書いて印刷するなら、
地の文を明朝体にして、箇条書きの部分をゴチック体にするなど、
書体(フォント)を変える方法も有効です。
ただし、箇条書きを使い過ぎると、
読者の目が変化に慣れてしまいます。
ポイントとなる場所を絞って取り入れるようにしましょう。
◆ヒント&ポイント◆
「特に強調したいことは、短いセンテンスで端的に表現する」
「論旨を『主役』、修飾語を『名脇役』と位置付ける」
「箇条書きの視覚的な効果をうまく活用する」