漢字のふりがな「ルビ」。 本につけるときのルールとは?
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ルビはどういうときに どうつけるべき?
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ルビとは、文字の隣にふられる「ふりがな」や「説明」のこと。縦組の場合は文字の横に、横組の場合は文字の上にふられます。読み方や発音が一般的でない固有名詞にふられることが多いほか、読み方が何通りかある場合などに用いられます。特に子どもにとっては、まだ学校で習っていない漢字が使われていても読み進めることができる欠かせないものです。
ちなみにルビの語源は、宝石のルビー。19世紀後半のイギリスでは、活版印刷で使われる活字のサイズごとに宝石の名前をつけていました。ふりがなとして使われるサイズの活字が「ルビー」だったことから、「ルビ」と呼ばれるようになったそうです。
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ルビはたくさんつけた方が 読みやすくなる?
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すべての漢字にルビをふる方法を「総ルビ」といいます。これは子ども向けの本に多いのですが、使われている漢字が多い場合はページにぎっしり文字が詰まって見えて、読みづらい印象になることも…。総ルビにする場合、漢字を多く使わない、難しい言葉を多用しないなど、原稿自体の工夫も必要です。 一般的には特定の漢字だけにルビをふる「パラルビ」が使われますが、この場合、最初に出てくる漢字にだけルビをふり、以降、同じ漢字のルビは省略するケースがほとんどです。しっかり検討し、必要な箇所にだけふるのがよいでしょう。たとえば、子ども向けの本でも、小学何年生を対象にするかまで決めることができれば、学年ごとに習う漢字をチェックし、ルビをふる漢字を絞り込むことができます。
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少し専門的な ルビのレイアウトのおはなし。
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本をレイアウトする際、ルビのふり方にもルールがあります。1文字ごとにふる「モノルビ」のほか、単語単位にふる「グループルビ」で、ルビの位置は変わってきます。さらに文字の先頭に合わせてルビをふる「肩つき」や、文字の中央にルビをふる「中つき」など、読みやすさを考えて処理します。パレードブックスでは、ルビのレイアウトについては書籍の一般的なルールに沿って行います。ただ、こだわりがある方はあらかじめご指定いただくことをお勧めします。
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