本の帯。

こんにちは。出版コーディネーターの森です。
長かった冬が終わり、いよいよ春がやってきますね。重いコートを脱げるかと思うとそれだけで気分上々です。私ごとながら、3月は誕生月でもあるので、特に幸せな気持ちで過ごしています。ちなみにパレードブックスではスタッフの誕生日には、皆でランチを食べに行って、お祝いし合っているんですよ。そんなコミュニケーションから生まれるチームワークの良さがパレードブックスの強みの一つだと自負しています。
さて、今回の特集は「本の帯」。表紙カバーと合わせて書店で目を引く場所なので、本の強みがしっかり伝わる内容にしたいもの。パレードブックスが書籍だとしたら帯は「抜群のチームワークで本づくりをサポート！」のようになるのかもしれません。

本の魅力を伝える「帯」。
書店で目立つように作りましょう。

表紙カバーの上からかけている本の「帯」。これは日本独自のもので、本の広告にあたります。興味を引くためのキャッチコピーをはじめ、本のあらすじや著名人の推薦文が掲載されていることが一般的。また、ドラマ化や映画化、文学賞を受賞した際なども帯で大々的にPRされます。書店はもちろん、アマゾンなどの商品画像でも「帯が気になって本を買ったことがある」という方が多いのではないでしょうか。

たくさんの本が並んでいる書店。そんななかから1冊を手に取ってもらうには、とにかく目立つことが肝心です。帯はじっくり読んでもらうものではなく、目に入る一瞬が勝負。できるだけ短くてインパクトのある強い言葉をメインコピーに使うことが大切です。四六判の書籍なら30字以内程度に収めましょう。メインコピーだけにしてしまうのも良いですが、もう少し長い紹介文を合わせて掲載するケースも少なくありません。その場合は、80字以内程度で具体的な書籍の魅力をまとめましょう。裏面は、本を手に取ったあと見てもらえるものなので、本文の印象的な一文や目次を掲載するなど、本の内容が伝わるものがオススメです。

パレードブックスでは、帯は著者自身で考えていただくか、出版コーディネーターがご提案しています。帯を作るためにターゲットを想定したり、作品の魅力を考えるうちに本のテーマがより明確になり、原稿の推敲に役立つことも。この週末はぜひ書店へ出かけ、ご自身のライバルになりそうな本の帯をじっくり研究してみてはいかがでしょうか。きっと執筆中の原稿にとっても刺激になりますよ。

犬と猫の専門書店。

コロナ禍でペットを飼う人が増えたものの、同時に捨てられる犬や猫も増えているそうです。そこで、犬や猫の命の大切さを知ってもらうためのキーステーションとしてできたのが、犬と猫の専門書店「心音 BOOKS」さん。犬や猫に関する本に触れて知識を持つことは、責任をもってペットを飼育する意識づけにつながります。ペットの絵を描くワークショップやお話会など、ペット愛が深まるイベントも開催されています。さらに、100の一箱本棚が併設されており、100人のオーナーさんが選んだバラエティ豊かな本に出会えるのも魅力。場所は名古屋。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。