パレードブックス本づくり通信70

発行部数、最適な部数を決める3箇条。

こんにちは。出版コーディネーターの深田です。
少しずついつも通りの日常に戻りつつある近頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
行楽シーズンも近づいてきて今年こそは!と旅行などの計画を立てはじめた矢先、野菜・紙類・衣料品といった生活必需品などが次々と値上がってしまい、ふところへの打撃がじわりじわりと…。普段からセールやお客様感謝デーなどを利用するようにしているのですが、最近はよりいっそう最適なタイミングを見定めることと、購入品の比較と検討が必要になってきていると感じています。
今回のメルマガの特集は、発行部数について。本づくりに関わってくる重要な部分ですが、最適な部数を決めるための要素を3箇条としてご紹介します。

特集

発行部数、最適な部数を決める3箇条。

まずは完成した本の配布リストを制作。
最低限必要な部数を確定すべし。

自費出版では、発行部数を決めるのは著者。その際、最初に考えたいのは、最低限必要な部数です。まずは完成した本の配布リストを制作してみましょう。出版後、「読んでみたい」という声がかかる場合も多いので、リストよりも多めに制作しておくと安心です。旅行の際、お土産物を選ぶ感覚で気軽に考えてみてください。パレードブックスでは、本格タイプ・少部数タイプ・記念本タイプの3つの本づくりタイプをご用意。本格タイプでは300部、少部数タイプ・記念本タイプでは30部がそれぞれの最少部数となります(この差は印刷方式の違いによるものです)。

書店で販売する場合は、1部あたりの単価と
全体の費用を合わせて検討すべし。

一度にたくさんの部数を印刷・製本をすると1部あたりの単価は下がりますが、一方で全体の費用は上がってしまいます。このため、1部あたりの単価と全体の費用を合わせて検討する必要があります。さらに単価を下げるためにたくさんの部数を発行すると、在庫保管の費用もかかってしまうので、要注意!販売価格にもよりますが、書籍販売で利益が出るのは2,000部を売り切ってからと言われています。ただ、これだけの部数を売り切るのは、販促に力をいれたり、実績のある著者であったりしないとなかなか難しいのが現実。パレードブックスの場合、書店流通を行う場合でも、300~1,000部を制作されるケースが多いです。

目的を見定めながら慎重に決めるべし。
最終決定は「校了前」でOK。

その他にも「図書館へ寄贈して多くの人に読んでもらいたい」、「事業内容を広める名刺代わりに配ることができる本にしたい」、「集大成としてまとめた本を記念にアマゾンに出品したい」など、出版の目的によって、最適な発行部数は著者それぞれ。無料でおこなっている個別出版相談会などで、原稿と一緒に出版の目的についても是非ご相談ください。一緒に考えて、最適な発行部数をご提案いたします。
また、お申込み後、やっぱり発行部数を変更したいということももちろん可能。レイアウト制作後の「校了前」に最終決定していただければOKですので、悩みぬいた発行部数で出版を行いましょう!

コラム

出版コーディネーター森の小ネタコーナー。本にまつわる、ゆるーいお話を取り上げてまいります!

本を数える単位って? 意外とややこしい「冊」・「部」問題。

本を数える単位の「冊」と「部」、あなたは正しく使い分けられていますか。ウサギが「羽(わ)」だったり、タンスが「棹(さお)」だったりと、特殊な単位に比べると単純そうですが、実は意外とややこしいのです。
辞書を引いてみると、「冊」・「部」どちらも「書物に添える単位」と書いてあるし、言い換えの語としてお互いに紹介もされている…。ただ、「部」には補足として「何冊もある書物を一まとめにして言う語」(『岩波国語辞典 第六版』)という記載が。パレードブックスでは、これを根拠に著者とその著作物についてお話するときは、「部」で統一するようにしています。

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