電子出版のメリット。

こんにちは。出版コーディネーターの深田です。
緊急事態宣言が発令されていない日の方が少ないように思える今日この頃。外出を控えるなど、ライフスタイルも少しずつ変わってきました。周りを見ていると電子書籍を利用する人が増えつつある印象です。コミックなんかはすでに電子書籍で読む人の方が多いようですね。私は目が疲れるので未だに紙の書籍派なんですが、文字を拡大できたり、光量も調整できたり、実は電子書籍の方が読みやすいのかも…？
今回の特集は電子出版のメリット。紙の本だけでなく電子出版も行うことは、読者にとってはもちろん、著者にとってもメリットがたくさんあります。ぜひチェックしてみてください。

著者にも読者にもメリットあり。
便利で手軽な電子書籍。

電子書籍の一番の魅力はすぐに手に入ること。「読みたい！」と思った瞬間、いつでもどこでもすぐに買って読み始めることができます。書店に行かなくても大丈夫、インターネットで注文した本の配達を待つ必要もないのでストレスフリーです。話題の本にありがちな、「売り切れてしまっていつ手に入るかわからない…」なんてことがありません。在庫があまる心配がなく、売り逃しもない。読者だけでなく、著者にとってもメリットがたくさんあります。

『マルファン症候群と共に生きる』の著者・能澤義和さんは視覚に障害をもっておられます。同じように目が不自由な方にも読んでもらえるよう、電子出版を行いました。Kindleなどの自動読み上げ設定でオーディオブックとしても利用できるからです。書籍をバリアフリー化して、より広い層に届けることができるのも電子出版の魅力。この機能を使えば、家事やドライブをしながらでも読書が楽しめますよ。

小説やエッセイなど文章を読むのに適した「文字タイプ（リフロー型）」と、絵本・写真集などビジュアル中心の本に適した「画像タイプ（フィックス型）」の2種類をご用意。内容にふさわしい形で電子書籍化します。また、KindleやApple Books、Rakutenブックス、hontoなどなど、主要なストアで販売します。
こちら紙の本を作っていただいた方へのオプションサービスとなります。電子書籍の利用が増えているとはいえ、まだまだ紙の本で読みたい層がメジャーなのも事実。紙と電子の両方で出版し、より幅広い読者へ作品を発信しましょう！

店舗向け電子書籍サービス。

紙の雑誌の代わりにタブレットを置いている美容室が増えています。また、ホテルなどの宿泊施設で客室にタブレットを設置し、館内案内や周辺の観光情報の提供を行うケースも少なくありません。そんななか、店舗向けに雑誌・漫画を読み放題で配信する「ビューン読み放題スポット」というサービスが注目されています。雑誌350誌、マンガ3万冊が読み放題だそうです。このサービスのポイントは、店内のインターネットに接続すれば、タブレットではなく、顧客のスマートフォンが使用できるというところ。コロナ禍でタブレットを触るのも神経を使うので、嬉しいサービスです。