出版社や著者によって異なりますが、書籍の印税は10%が相場。定価1,000円の本なら、1万部を売り上げれば100万円、10万部で1,000万円、100万部で1億円が入ることになります。とはいえ、昨年のベストセラーランキングを見てみると、100万部を突破したのは、1位の『一切なりゆき 樹木希林のことば』のみ。2位の『おしりたんてい かいとうと ねらわれた はなよめ』は、ガクンと部数を下げて45万部にとどまっています。この本は定価1,078円なので、単純計算すると、10%分の印税は約5,000万弱。国内2位でようやくこの金額。「夢の印税生活」は、ほんとに一握りの著者のみが送れるものということがわかります。
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