本文のレイアウトはどう決めるの?

ご質問ありがとうございます。
今回は、文字のサイズや種類を読者が好みに応じて変えることができる電子書籍と違って、紙の書籍の印象や読みやすさを大きく左右する「本文のレイアウト」についてご案内します。

縦組?横組?文字のサイズは…?

厳格なルールがあるわけではないのですが、小説やエッセイなどの文芸書は基本的に縦組にすることが出版業界の慣例となっています。
ただ、小説やエッセイでも、縦組のレイアウトが難しい「桁の多い数字」や「英文」などが多用されている場合は、横組の方が適している場合もあり、内容ごとに検討することが大切です。ちなみに縦組の場合は右綴じ、横組の場合は左綴じとなります。

文字のサイズはどのように決めるべき?

文字のサイズについては内容や原稿のボリューム、対象となる読者層などによって考える必要があります。一般的な文芸書は文字サイズ9ポイントか10ポイントが多いですが、小さなお子様が対象の本は11~12ポイントがオススメ。
目が疲れがちな年配層が対象の本は、ある程度大きく、しかし幼い印象にならないよう、10.5か11ポイントあたりがオススメです。
また、原稿のボリュームが多く、ページ数が増えすぎてしまう場合は、文字サイズを小さくしたり、二段組にすることでページ数を圧縮することも可能です。

細かいレイアウトはプロに任せよう

フォントによっては同じサイズでも大きく見えるものと小さく見えるものがあります。
明朝体よりはゴシックの方が文字は大きく見えますし、同じ明朝体でも種類によって大きく見えるものもあります。また、上下に余白をもたせることで、文字が小さくても読みやすい印象の本に仕上げることもできます。
画面上で文字のサイズや種類をシミュレーションできるサイトをご用意していますので、ぜひアクセスしてみてください。
さらに、ご予算やどういう本に仕上げたいかをご相談いただければ、パレードブックスが原稿やご予算にピッタリのレイアウトを提案させていただきます。ぜひお気軽にご相談ください


配信日:2024年5月24日

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