パレードブックスってどんなところ?

パレードブックスに興味をもっていただきありがとうございます。
今回は、私たち自身についてお話してみたいと思います。

パレードブックスの誕生

パレードブックスができたのは1998年。当初はピープレス出版部という名前でした(P-Press。PにはPersonal、Public、Paradeといった意味があります)。気づけばもう20年、1300タイトル以上の本を出してきました。

1998年といえばインターネットが生まれて3年後、翌1999年1月にドコモのiモードが生まれたことを考えると、個人によるインターネット利用の黎明期といった時期でした。

当時の自費出版は本の装丁も手づくり感満載で、サービス内容もあまり明確でない会社が多かったように思います。

私たちはもともとデザイン会社で営業部をもたなかったこともあり、早くからインターネットを中心にサービス展開をしようと決めました。〈価格表を公開〉〈著者への支払いは50%〉とはっきり打ち出したのは、私たちが元祖だったと自負しています。
参照:まとめページ「パレードブックス5つの魅力」

東京支店の移り変わりと、変わらない姿勢

インターネットが普及するにつれ、メルマガやブログなど新しいツールがどんどん生まれました。2004年にはタレントの眞鍋かをりさんが「ブログの女王」と呼ばれ話題に。個人が自分の考えを発信するのは、ますます当たり前になっていきます。

東京支店ができたのはそんな時期でした。年長者の深田を中心に女性3人、マンションの一室からのスタート。かなり忙しい時期もありましたが、真剣に、かつ活発に取り組んでくれました。狭い事務所はスタッフ間の良い雰囲気をお客様に知っていただく、絶好の機会になったように思います。

その後、東京支店は2009年に恵比寿、今年9月には千駄ヶ谷に事務所を移転することになります。当時を支えたメンバー3人はいまも健在。場所が変わっても私たちの姿勢は変わらず、明快で丁寧なサービスを心がけています。

進化を続ける「著者のためのデザイン」

さて、パレードブックスの強みといえばなんといってもデザイン。中でもオリジナルの表紙、これがなかなか好評です。
※300部以上の本格タイプ、もしくはデザインオプション利用で制作可能

自費出版のお客様はデザインの知識がない方がほとんどですから、「この写真を使って」「憧れのあの本に近いデザインに」「物語と同じ時代のレトロな雰囲気を希望」などなど、自由なアイデアをどんどんぶつけてきます。

こうした多種多様な要望にお答えするには、腕の良いデザイナーだけではなく、20年の歴史で培ったノウハウがものをいいます。おかげさまで、いまではデザイン提出後の大きな修正依頼はほとんどありません。

本のデザインは本当に奥深い。紙の種類を変更するだけでまったく違う仕上がりになります。本のつくり手としては著者に安さだけをアピールするのではなく、時には追加費用がかかっても、より適切な選択肢を提案する姿勢が大事です。いまは著者の方も知識が豊富になってきていますし、私たちもプロとして紙屋や印刷会社と話をしながら、常に情報交換を行っています。

自分たちの社史をつくって分かったこと

パレードブックスが20年なら、母体であるパレードは31年目。昨年は30周年の記念に『三〇周年大百科』という周年誌もつくりました。取引先の方々や新旧の社員、パレードブックスの著者にも原稿を募ってつくった1,000ページ近い大作です。



通常業務と平行して制作するのはかなり大変でしたが、おかげさまで、
「第21回日本自費出版文化賞 部門賞」
「2018日本ブックデザイン賞 金の本賞」
といった名誉ある賞をいただくことができました。

失敗談、酔っ払ってふざけた写真とプライベート感が強い内容で、お恥ずかしい面もあるのですが…。やっぱり注目していただけるのは大変ありがたいことですね。「本を出す著者の方もこうして悩み、楽しみながら書いていたのか」と実感できる、良い機会になりました。

今年で平成も最後、ひとつの時代が終わりを告げます。変わらない良さと変わる勇気を大事に、どこよりも優れたサービスをご提供できるよう取り組んでまいります。

会社概要


配信日:2018年11月13日

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